アイデア発想と絵画鑑賞との関係性

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新規事業やサービス、新しい戦略や戦術を考える時には新しいアイデアが必要です。では、アイデアはどのようにして生まれるのでしょうか。

アイデアは何かと何かの新しい組み合わせでしかありません。全く見たことのない斬新なアイデアでも、既存の物同士で組み合わせられています。

■事例「JINS PC」

 

 

※写真はイメージです。

JINSはPC疲れを防ぐ眼鏡「JINS PC」を発売し、発売後1年で100万もの売れ行きを叩きだしました。JINS PCは、スマホやPCの疲れの原因はブルーライトにあると指摘されていると知り開発に着手しましたが、UVカット等の既存のアイデアに触れていたからこそ眼鏡とブルーライトカットによるPC疲れを軽減する眼鏡を発想できたのでしょう。

お洒落を除けば9世紀頃から視力補正という役割から変わらなかったものを、新しい組み合わせに気づくことで、世の中に新しい価値を生み出すことに至ったのです。

絵画には、既存の物同士を新しい組み合わせで表現しているという共通点があります。

絵画は複合的な要素で構成されてます。時空間を超えて制限なく組み合わせられている絵画。時に、一見全く関係のないもの同士が掛け合わせられているけれど、しばらく観察を続けると、本質的には共通しているもの同士を組み合わせていることにハッとさせられることがあります。

■事例 「画家:ジュゼッペ・アルチンボルド/タイトル:冬」

 

動的な人や精霊のように読み取れるものを、植物や果物といった静的なものを使って表現しています。しかし、そこには生命という共通点があり、新しい組み合わせにも関わらず、親和性すら感じさせてくれます。

この絵画からは、根源が同じもので表現すると調和がとれるということを教えてくれます。

このように絵画鑑賞は、既存の物同士を掛け合わせる上でのヒントが得られるのです。

一度お試しされてみてはいかがでしょうか。

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